1992 SNK
ストⅡのヒットを受けて、様々なメーカーが2D格闘を世に出した。 SNKが出したのは100メガショック第一弾の龍虎の拳。 「このゲームのどこに100メガも使っているんだよ。」と突っ込む人が多かった。 ズームイン・アウト機能により、キャラ同士が接近したときの大きさは目を見張るものがある。 当たり判定も曖昧だし、かなり大味な印象を受けた。 気力ゲージ、超必殺技、ダッシュ・・・新しい機能を多く盛り込んでいる。 その後の格ゲーでも龍虎の拳のシステムが多く採用されているのを見ると、この作品の方向性は 間違っていなかったと言えるだろう。
虎煌拳は脇の下から発射される。 そんなことはどうでもいいが、飛び道具の発射速度が速いので、近距離だと 見てから避けるのは無理である。
後に乱舞系と言われるようになった技の元祖。「龍虎乱舞」 コマンドはすぐに回ってきた。仲間達とワクワクしながらゲーセンへ。 「236CA」って単純なコマンドながら、あまり成功率が高くないぞ、あれれっ。 それもそのはずで、ストⅡとコマンドの受付が若干違うので、同じ様にやっていたら 出なくて当たり前だった。 確実なコマンドは、236の後、一度ニュートラルに戻してからC→Aである。 レバー後の受付時間が長いので、ゆっくり入力すれば確実に出る。 さて、この龍虎乱舞、ガードできない上に物凄い威力である。 吸い寄せられるように捕まり、ボコボコドカ・・・スコーンとなるのが常であるが、全く返せないわけ ではない。 龍虎の拳はほぼ全ての必殺技が通常技で返せるのだ。 覇王翔吼拳だろうが乱舞だろうが、小パンチ一発で潰すことができる。 が、実際タイミングを合わせるのが難しく、対戦で龍虎乱舞を出されたら終わったようなものである。
脱衣フィニッシュの元祖はこれ。 地上にいる相手を必殺技で倒すと服を脱がすことができる。 男だと思われていたキングは、実は女だった・・・ってオチ。
ラスボス。Mrカラテ。 普通に戦うと強い。
エンディング。 TO BE CONTINUED? の表示から続編の発売を早くも匂わせていた。
2P対戦では敵キャラを使うことが可能。ボスキャラだけはそのステージに行かないと 使うことができないので、メモリーカードにセーブしていつでも使えるようにしたものだ。 しかし、藤堂が全く使えなくて笑える。 必殺技が「重ね当て」しかないよ!